次亜塩素酸ナトリウムの効果とは?混ぜると危険ってどういうこと?
『次亜塩素酸ナトリウムって何?』
『混ぜると危険ってよく目にするけど実際何が危険なの?』
と使っていてもよく分からないことが多いと思います。
今回は次亜塩素酸ナトリウムの効果や危険性について解説します。

次亜塩素酸ナトリウムとは?
次亜塩素酸ナトリウムは塩素と水酸化ナトリウムを反応させる事で得られる物質で、
通常水溶液として使用されています。
次亜塩素酸ナトリウムの効果
次亜塩素酸ナトリウムは洗浄効果や漂白効果が非常に高いです。
これは次亜塩素酸がアルカリ性域の時に洗浄効果と漂白効果が一番高くなるためです。
酸化力が大きな鍵となっています。
漂白効果は色素に酸素が作用する事で、色素が酸化されて色を見えなくさせます。
次亜塩素酸ナトリウムの問題点
次亜塩素酸ナトリウムは強アルカリの性質を持ちます。
あれ?酸化力を使うって言ってたから酸性の性質を持つのでは?
と疑問に思う方も多いと思いますが、力と性質は異なります。
強アルカリは金属を腐食させたり、皮膚を火傷させてしまうこともあります。
人体の消毒には用いることができません。
直接触って取り扱うときには手袋必須です。
また目にもダメージを与えるため長時間扱うときはゴーグルを着けると安心です。
また二度拭き必須です。
『混ぜるな危険』は何が危険?
次亜塩素酸ナトリウムの代表的な特徴は
『混ぜるな危険!』と記してあるパッケージだと思います。
塩素系の漂白剤やカビ取り剤、または酸性洗浄剤に表記してあります。
塩素系のものと酸性のものを合わせると何故危険なのかというと、
次亜塩素酸ナトリウムがpHの変化によって容姿を変えることが大きく関わっています。
次亜塩素酸ナトリウムは先ほども記したようにアルカリ性です。
酸性のものが少し加わると殺菌効果の最も高い中性領域になります。
さらに酸性のものが加ってしまうと、塩素になってしまいます。
塩素は非常に毒性が高いですよね。よって混ぜると危険となります。
少し酸性にして殺菌効果が強くなるのなら良いのではと思う方もいるかもしれませんが、
pHはとても繊細です。自分で中性にするのは絶対にやめましょう。
次亜塩素酸ナトリウムは非常に優れた消毒薬ですが危険性も高くあります。
問題点も理解したうえで正しく安全に使用しましょう。
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